【栃木県建設業協会】『平成27年9月関東・東北豪雨』における災害対応
9月9日に愛知県知多半島に上陸した台風第18号は、日本海に進んで温帯低気圧となりましたが、これに向けて南から湿った空気が流れ込んだ影響で、西日本から北日本にかけての広い範囲で大雨となり、特に関東地方と東北地方では記録的な大雨となりました。
これにより19河川の堤防決壊、55河川の河川氾濫、146箇所の土砂災害等の被害が発生。特に、9月10日には鬼怒川の堤防が決壊し、茨城県常総市を中心に1万戸以上が床上・床下浸水し、多数の住民が孤立するなど甚大な被害となりました。
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栃木県でも、河川決壊、道路流出、法面崩落など大きな被害が発生しました。
一般社団法人栃木県建設業協会(渡邉勇雄会長)では、豪雨のため9月9日より各支部の会員企業が出動してパトロールを実施していましたが、10日午前0時20分に大雨特別警報が出されたため、同日午前7時に災害対策本部を設置し、昼夜を問わず交通規制や破堤対策等の応急復旧に取り組み、県民の安全・安心を守る活動を行いました。
なお、災害情報は独自に開発した「道路河川等管理情報システム」を活用し、公共土木施設の状況をGPS携帯により補足した位置情報と写真により栃木県に報告するとともに、広く一般にインターネット上で公開することにより、地域住民の安全・安心の確保に役立てています。