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労務安全について
「変」
お年玉年賀はがきが初めて発売され、町には「青い山脈」「長崎の鐘」などが流れた。日本人として初めて湯川博士がノーベル賞を受賞し、フジヤマの飛び魚と言われた古橋広之進選手が水泳世界新記録を出す一方、下山事件や○○事件と呼ばれる事件も多く、平成21年から60年前の昭和24年は戦後史の中でも明るさと暗さの入り混じった年でした。己丑(つちのとうし)と呼ばれる平成21年、暦のうえでは午前2時。丑からのイメージとしては、芽が出かかっているけれど、いまだ地上には出ていない状態です。己丑の年を溯ってみました。世界では480年前、オスマントルコ軍が 己丑 ウイ―ンに攻め入っています。360年前、イギリスでは清教徒革命があり共和制になりました。日本では、犬公方と呼ばれた第5代将軍徳川綱吉が亡くなり、国中がホッとしたのは300年前です。1889年(明治22年)大日本帝国憲法が発布されました。おなじみの万歳三唱もこの年からです。さまざまな干支の年を振り返っても平穏無事な年はありません。みなさんにとって、平成20年はどのような年であったのでしょうか?来る年ごとに、今年こそと願いを籠められておられると思います。どうか、その願いの一部でも叶いますように・・・
変毎年、その年をイメージし、全国から寄せられた一文字が清水寺の貫主の筆によって発表されます。平成20年の漢字は「変」 その前が「偽」「命」「愛」「災」 と続いていました。変は、まさに何か普通ではない「変」なのかもしれません。一方で、変革、変化に通じる変も考えられない訳でもありません。とは言ってみたものの、やっぱり変な年であったように思えます。作業中に変なことが起きたらどうします?そのまま作業を続けますか?作業を一旦止めてみますか? 何か変だと感じたら、それは事故事象をキャッチしたのかもしれません。危険のアンテナが異常を知らせたのかもしれません。「変なこと」そう感じたら作業を一旦中断しましょう。上司・先輩に感じた「変なこと」を伝えてください。忙しいからといって、ついそのままに作業を続けることは危険です。変なことが解決してから作業を再開すること、それが危険を予知し、危険を回避する大切な手段だと思います。
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