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労務安全について
青い鳥症候群に気をつけて
フランス、ドイツ、オランダ、リヒテンシュタインに囲まれた国ベルギー。その中にあって首都ブリュッセルから北西に55キロ離れた場所に、ベルギー第3の人口を持つゲントの町(フランデレン州の州都)があります。中世の面影を色濃く残し、運河のある魅力的な都市ケント。メーテルリンクは今から147年前、そこで生まれました。裕福な家庭に育った彼は、法律家になりましたが、やがて詩や戯曲に才能を開花させ文学の道を歩み始めたのです。メーテルリンクを世界中に知らしめたのは童話「青い鳥」でありました。多くの人は子供時代に読んだか、読まないまでも「青い鳥」の存在は知っていることでしょう。
簡単にうろ覚えのストーリーを紹介します。クリスマスイブの夜、魔女に「幸せの青い鳥を探しておくれ」と頼まれたチルチルとミチルの兄妹は、思い出の国や夜の御殿、未来の国などを巡って探し歩きます。しかし「青い鳥」を手に入れることは出来ず、朝、目覚めると自分の家に飼っている鳥(キジバト?)が「幸せの青い鳥」であることに気がつきます。遠くに探しに行かなくても、身近なところに幸せはあった。それに気づいた二人ですが、鳩は空高く飛び去ってしまう。
「私たちの鳥を見つけたら、返してください。あの鳥は、私たちの幸せの青い鳥なのです。」で終わります。夢の中の話で作られた童話ですが、大人になって読み返すと、生きること、幸せなど含蓄に富んだ童話であったと感じさせられました。今、不況の只中で、「こんなはずじゃなかった、もっと良い生活や仕事がどこかにある」と、腰も定まらずに転職を繰り返す人を「青い鳥症候群」と呼ぶそうです。うまい話などありません。自分を信じ、家族を信じ、仲間を信じて、この苦しい時期を乗り越えて欲しいと思います。建設の仕事を通して、いつか「幸せの青い鳥」を手に入れてください。
コミュニケーションエラー
打合せや指示の殆んどが会話で行われています。人は自分の言葉を相手が正確に理解しているものだと思っています。いろいろな表現さえも正しく理解してくれていると思っています。相手の方も同じようにあなたが理解してくれていると思っています。「思っている」いつも、それで間違いはないのでしょうか?実は、そうではないのです。受け止める側は自分の考えかたでしか理解をしません。双方に受け取り方が違って起こるコミュニケーションエラーは日常的といえるほど多いのです。「誤解からくる間違い」を経験したことはありませんか?必ず確認をしてください。言いっ放し、聞きっ放しは厳禁です。
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