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労務安全について
庚寅(かのえとら)/除外の理
庚寅(かのえとら)
明けましておめでとうございます。
毎年、新年を迎えるにあたって暦などをひっくり返しながら一年の予想をしていますが、毎年、予想が裏切られる悲哀を感じています。数年まえから干支では闇の時間からすこしずつ夜明けに向かっているはずなのですが、実際には、むしろ夜に向かっている世の中の動きですね。とはいえ、平成22年を暦の世界から覗いて見ましょう。庚寅(かのえとら)は、草木の成長が一端止まりつつも、新しい形への動きが始まる年と言われています。どんな形でも希望に繋がる形を願っています。吉報はほぼ西の方にあるので、願い事は是非西に有る神社にお参りされることをお勧めいたします。さて、庚寅の年にどんなことが起きたのか歴史散歩をしてみました。
630年、遣唐使とし始めて唐に入っています。隋が滅んだので、新たな国家としての唐に貢ぎ物を運んだのですが、この時、多くの制度、文化が日本に渡ってきました。とりわけ仏教典の伝来は遣唐使が行われたことによるものです。
930年、清涼殿落雷。天皇のお住まいになる清涼殿に落雷があり、公卿に多数の死傷者を数えました。巷には大宰府に讒言(ざんげん)により流された菅原道真の怒りであるとの流言が広まり、これより菅原道真を雷神と称するようになったとか・・。
1590年、秀吉による天下統一がなされ、ほぼ10年平和な時代がありました。
近代になり1890年(明治23年)第1回衆議院総選挙が行われました。当時の選挙権は25歳以上の男子で、且つ、税金を15円以上納付していることが条件とされていて、全国での選挙人は人口の約1.1%(45万人)でありました。その時の投票率は93.91%。すごい投票率ですね。
ちなみに昨年の衆議院総選挙は第45回の選挙で、投票率は69.28%でした。
このほかにも歴史はいろいろなことが起こったことを教えてくれていますが、どうか今年は良いことがあった年として歴史に残したいものです。
除外の理
「たとえ地震がきても自分は大丈夫!そんな災害に遭わない」こんな具合に自分だけは災害から免れる妙な自信を持った人は、意外と多いのです。作業所での安全活動に対しても、この考えを持っているため、規則や作業手順を無視してしまう人の存在があります。「自分だけは大丈夫=除外の理」そんな公式の無い、なんとなくの期待ほど怖いものはありません。誰しもが遭ってしまいかねないのが災害だと認識してください。みなさんが働く建設の場所は残念ですが危険がたくさん存在しています。同じ作業の繰り返しでも、手順をシッカリと守ってこその安全作業です。今年もみなさんの無事故・無災害をお祈りしつつ、安全を意識しつつの作業をお願いします。
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